親友に乳がんのしこりを触ってもらう
親友にはご主人とお子ちゃまもいますが
この時ご主人が快くソウルまで私に会いにいくことを許してくれました
LINEでは乳がんになってしまったことを話しましたが
会って話すのは初めて
私はとにかく元気な顔を見せようと決めていました
彼女とは
姉妹の様な関係で
親とも仲良くしてもらっていて
家族ぐるみの関係です
乳がんについては
彼女の方が慎重で
卒乳してからも乳腺のケアに通ったり
検診をきちんとしている人です
ソウルで最初会った時は
お互いなんとなく気を遣っていたかもしれないけれど
普通に接してくれてとても嬉しかったです
ただ、
大切な親友に
乳がんにもっと早く気づいて欲しかったので
ある日の夜、お部屋で
実際に胸のしこりに触ってもらいました
よく乳がんのしこりは
小石のように硬いと聞きますが
私のしこりは消しゴムの様な弾力
そんなに硬いものでもなく
気付きにくいものだったからです
それまで明るく普通に振る舞ってくれていた彼女も
私のしこりに触れると
子供の様にワンワンと泣き出してしまいました
彼女が泣いたのはその時限りです
でもすぐに泣き止んで
「ごめんね。もう泣かないから」
と言いました
私は当事者だから
自分の心配をするだけだけれど
彼女にとっては…
友人が大きな病気になるなんて
まさかと思う出来事であったと思うし
私とは違う怖さもあったのだと思います
なのにそれを隠して
気丈に振る舞ってくれた
私の精神の支えになってくれました
もし私が逆の立場だったら
耐えられなかったかもしれない
親友を失うかもしれないなんて
考えることすら
…絶対に耐えられない
だから…
一番初めに書いた通り
やっぱり私に来たんです
乳がんは
私には親友の乳がん告知を
乗り越えられる器はありません
本当に辛い思いさせて
ごめんね
ずっと健康でいてね😊
次はこちら↓
breast-cancer.hatenadiary.com
初めての方はこちら↓
breast-cancer.hatenadiary.com
↓ポチ⭐︎お願いします
術前旅行のソウルでは
無事サードオピニオンを済まし
私の中では半ば方向性が決まってきました
以前の記事↓で書いた通り
クリニック前で待機してくれている
予約したTAXIに飛び乗り
空港へ向かいました
娘は学校から直で来ることになっていて
無事合流しました
スーツケースは事前にエアラインに送っておきました
その中には
免疫関係の本も
沢山持って行きました
pcとスマホ
Wi-Fi環境もバッチリ準備しました
当初楽しみにしていた修学旅行があったこともあり
娘に話すタイミングは慎重にしていました
この頃には娘にも病気のことは話したので
あまり弾丸ツアーにならない様に
午前中や夜はゆっくりすること
私の体調に合わせて行動することを
約束していました
17歳にもなると頼りになりました
娘はあまり考え込むこともなく
私に明るく接して
でも今までとは明らかに違う気遣いも見せてくれました
旅行中は家事から解放されることになるので
乳がんについてとことん調べることが出来ました
この時溜め込んだ知識は
その後の自分の納得する治療に繋がったのだと思います
コンドミニアムにしたので
朝は部屋で自炊して
お昼前からは
病気のことは忘れて
ショッピングしたり
韓国料理を食べたり
観光も沢山してみました
娘と久しぶりに
2人きりで過ごして
とても楽しく嫌なことは少し忘れる事が出来ました
そしてなんと
最後の3日間は
私の親友が日本から急遽会いに来てくれることになりました
次の記事につづく…
この頃何度も訪れたサイトはこちら↓
実際乳がん患者さんたちと先生の生のQ&Aがとても有益でした。リニューアルされた様ですね。
乳がんプラザ|乳がん手術は江戸川病院
次はこちら↓
breast-cancer.hatenadiary.com
初めての方はこちら↓
breast-cancer.hatenadiary.com
乳がんランキング
持って行った本たち↓
何度も読み返して2年生になった今も見返したりしています
*1:
患者会
キャンサーギフトという言葉を知る
サードオピニオンの病院で
とても良かったのが
患者会【small meeting】です
このクリニックは有名で人気もある為
予約をしても結構待ち時間があります
曜日は限定されていましたが
その待ち時間、望まれる方には
このスモールミーティングのお部屋で
待つことができます
自分の受付時の整理番号がきたら
看護師さんが呼びにきてくださいます
サードオピニオンのクリニックの初診の日
勇気を出してドアを開けてみて本当に良かったと思います
6畳位の部屋に入ると大きなテーブルがあって
沢山の乳がん関係の資料やサンプルが置いてあります
患者会の代表の方を囲んで5、6人の方が座ってお話していました
私の様にこれから手術でまだ決めていない人
まさに手術数日前の人
手術が終わって数日の診察の人
術後数年経って検診の人
色んな方がいらっしゃいました
何より驚いたのは
代表の方自ら
不安な私の為に実際の術後の胸を見せてくれたことでした
そしてそのお胸は全摘したとは思えない程美しく
その方も今とても明るく自信を持って
生活しているのをつぶさに感じ取れたことは
その後の私にとって
とても大きな出来事でした
キャンサーギフトという言葉もこの時初めて知りました
キャンサーギフトとは本来、健康だったときは当たり前すぎて意識できなかった、命の尊さ、周りの人への感謝といった「気付き」を意味する言葉
次はこちら↓
breast-cancer.hatenadiary.com
初めての方はこちら↓
breast-cancer.hatenadiary.com
↓ポチ⭐︎お願いします
医者の対応と患者のモチベーション
サードオピニオンを終えた後のメモより
まずは腫瘍に詳しい先生の診察
色んな検査器具がある広い部屋は冷たさを感じる
マンモグラフィをここでも撮って
エコーで診て頂く
薄暗い部屋に私のマンモの画像が浮かび上がっている
総合病院から頂いた資料をもとにサブタイプ*1を伝える
総合病院のA主治医先生には
おとなしいがんで抗がん剤は必要ないでしょうと言われ
ホッとしていたけれど
こちらの物静かな腫瘍科のB先生には
術中のリンパ生検*2でリンパ節へ転移していたら
抗がん剤もありえると言われる
割と最悪のケースばかりを言う先生で
結構凹んでしまう
その後また待たされ形成外科担当の院長の初診
このC先生は、先ほどのB先生と真逆のタイプで
とても明るくテンションの高い先生
以前から本などでお顔は知っていたので
芸能人に会ったような気分になる
具体的な乳房再建の相談をする
乳頭乳輪部を残せるかはがんのある場所との近さが鍵になる
私の場合総合病院で胸骨の痛みがあってMRIができていない
残せるかどうか判断できないのでMRIをする必要があるとのこと
痛みがあるのでとても心配だけど残したいので頑張ろうと思った
最後にC先生に
「もしご縁があれば最善の手術を行います。頑張りましょう!!」
と力強い握手をしてもらう
なんだかさっきB先生で凹んだことも忘れて
ものすごいパワーを頂いた
患者は...
先生の一言で
凹んだり
全てを諦めたくなったり
逆に
頑張れたり
前向きになれたり
するのです
是非、お医者様は患者の身体だけでなく
心を診て欲しいと心から願います
この頃の私のバイブルでした↓
次はこちら↓
breast-cancer.hatenadiary.com
初めての方はこちら↓
breast-cancer.hatenadiary.com
↓ポチ⭐︎お願いします
サードオピニオン
皮下乳腺全適法
3rdオピニオンは
乳がん治療に力を入れている
クリニックへ伺いました
個人クリニックとはいえ、立派な一軒構えのビルです
ドクターも何人もいらっしゃる様です
とても混み合っていました
クリニックの名前自体は昔から聞いたことがありました
クリニックのサイトでは
詳しく乳がんについて解説してあり、何度も熟読しました
ここで皮下乳腺全摘法という
乳がんの手術法があるのを知りました
これなら私の求める
綺麗に乳がんを治す
という考え方も尊重してもらえるのではないかと思いました
普通は手術を行った後
エキスパンダーというシリコン製で
生理食塩水を入れる毎に
風船の様に少しずつ膨らますものを
使います
徐々に皮膚を伸ばし
半年くらいかけて医療用インプラントに交換します
こちらのクリニックでは
皮膚を残し(乳頭部分も可能であれば残す)
内側の乳腺だけを摘出し
そのスペースにすぐにインプラントを入れます
傷も胸の正面には付けず
脇の下と胸の下の膨らみに沿ってのみ
美容的にも見えるところは綺麗に仕上がる様です
まずは
腫瘍に詳しい先生の診察からでした
(次に続く・・)
次はこちら↓
breast-cancer.hatenadiary.com
初めての方はこちら↓
breast-cancer.hatenadiary.com
↓ポチ⭐︎お願いします
術後でも可愛いブラじゃないとテンションあがりません・・
セカンドオピニオンと生存率
セカンドオピニオンの病院は
とても近代化している綺麗な総合病院で
初診の病院は
どっしりとした落ち着いた感じだったので
また違う雰囲気でした
受付するとポケベルが出てきて
そこに通知される通りに動く、、
なんかちょっと事務的でもありました
結構待ちました…
ただ予約制なので
混み合った中で待つわけではなかったです
ドクターは、
歳は私と同じくらいのとても感じの良い方でした
ちゃんと顔を見て向き合い
時間をかけて話して頂けました
- 私の質問
- 極力傷の目立たない方法で手術をしたい
- 皮下乳腺全摘法はされているか
- 同時再建はどの様に行われるか
- 胸骨に痛みがあるがCTで所見は見られるか
- 術後の治療はどう進めるか
- ドクターの診断
- 通常行なっている方法は胸の真ん中に縦に傷が入るが時間の経過で目立たなくなる
- 皮下乳腺全摘法はしているが当院では症例がまだ少ない
- 当院の形成外科とタッグを組んで行います
- (詳しく見てくださいましたが)胸骨転移の所見はみられない
- 術後はホルモン治療がメインになるでしょう
10年生存率までご丁寧にお話しくださり
(ネットで調べていたけれど触れられたくなくて聞いていなかったのです)
私の場合はステージ1で95%ほど
「この残り5%には
高齢で天寿を全うされた方や他の原因の方も含まれるので
ほぼ皆さん元気に過ごされているということですよ」
と聞いてホッとする
ただ手術の日程は
今日予約したとしても早くて2ヶ月半待ち
それが気になりました
とにかく
早く手術をして
悪いものをとってしまいたいとも考えていました
※ちなみに普通
セカンドオピニオンは保険はききません
1万円程かかりました。
次はこちら↓
breast-cancer.hatenadiary.com
初めての方はこちら↓
breast-cancer.hatenadiary.com
↓ポチ⭐︎お願いします
セカンドオピニオン サードオピニオン
セカンドオピニオンとサードオピニオン
初診の総合病院の先生に
「セカンドオピニオンを受けたい」
と相談すると実に快く紹介状を書いてくれました
2ndオピニオンは夫の知り合いの方にご紹介頂いた
乳がんで有名な総合病院です
設備もしっかりしていて乳がんの権威のドクターが執刀されています
3rd オピニオンとしては
調べ尽くして気になっていた
乳房再建に力を入れている個人クリニック
家族は総合病院の方が安心だと言いますが
私的には
美しく治す
ということにもこだわりたかったので
話を聞きたく思っていました
とても悩みましたが
まず乳がん経験者の幼なじみ⭐︎ちゃんに
「○クリニックで手術するのってどう思う?」
反対されると思いながらも相談しました
関連記事↓
breast-cancer.hatenadiary.com
「私再建した人たちの胸も実際見せてもらったんだけど、
○クリニックの術後が一番綺麗だったよ。
だから、もし私も再建するなら○クリニックがいいと思ってるよ」
と答えてくれたので
是非話を伺ってみたいと思っていました
先生は
紹介状は両方書けるとの事でしたが
総合病院には私の針生検で採取した組織を貸し出せるが、
○クリニックには貸し出せないとのことでした
そんな違いがあるのですね
この紹介状とCTの結果のDVDを持って
2nd 3rd オピニオンを受ける事になりました
つぎはこちら↓
breast-cancer.hatenadiary.com
初めての方はこちら↓
breast-cancer.hatenadiary.com
↓ポチ⭐︎お願いします