PET検査って宇宙ステーションにいるみたい - 　私がステージ4の乳がんを乗り越える為にしたこと

がんはブドウ糖を取り込む性質を持っています

ブドウ糖に見立てた放射線物質を点滴で入れ

身体に巡るまで1時間程個室で待ちます

すると、がんがあるところは赤く燃えるように光ります…怖

この検査病院はとても近代的で高級感もありました

ただ放射線を扱うので

検査服に着替えた後

放射線マークのついた

分厚い自動ドアの向こうに行く時は

何故か宇宙ステーションにいる様な

映画のワンシーンの様に感じてしまった私です

完全に隔離されてる気分です

点滴を打つ看護師さんも

2人がかりで慎重に放射線入りの薬剤を扱っているし

時折分厚い防護壁に隠れながら
私に接するので

なんだか凄い事になってしまったと
思いました

待ち時間は個室に入って全身に廻るのを待つのですが

テレビを見てよかったので楽でした

リクライニングチェアもとても楽で待ち時間もあっという間でした

検査病院にも色々とあるみたいです

他の病院では目の筋肉を使うからと

テレビも携帯も本も見てはいけない

というところもありました

終わった後もお水を渡されて
個室で待機…

沢山飲んで、排泄してから
やっと帰れました

半日たっぷり掛かりました

帰る時
小さい子供とは濃厚接触しないように言われ

益々大変な検査なのだと感じたのを覚えています

この日も

怖いと言えば怖い1日なのですが

私にははっきりさせる為の

これからの治療のスタート地点だと思って

努めて明るく振る舞う自分がいました

PETCTの機械の中でも

音楽を聴きながら

南の島のビーチで

水着で寝転んでのんびり

太陽を浴びてるイメージを

ずっと描いていました